茶道の魅力 その1「無心になれる」

茶道の魅力、なかなか一言で説明はできないのですが、茶道を習ってみたいと密かに思っている方に参考になればと思い、少し書いてみたいと思います。

さて、茶道の魅力として、まず挙げられることは、やはり

「無心になれる」

ことではないでしょうか。

茶道は、「お茶室」というある意味特殊な、限定された空間の中で、皆が「お茶の世界のルール」にしたがった振る舞いをすることで成り立っています。

亭主の点前作法、客の振る舞いなど、日本的「型」の文化が存在し、

お稽古では、その型を体で学んでいきながら、そこに流れる「茶心」に自然に触れていきます。

頭で理解するより、身体の動きや五感の働きが先、です。

したがって、自ずと、その型・振る舞いに集中すること、すなわち、

無心になって「いま、ここ」に集中することがお稽古、となるのです。

私たちは普段、あらゆる情報に振り回され、感情に振り回され、なかなか「いま、ここ」に集中する機会はないのではないでしょうか。また、普通に生活していれば、誰でも仕事やプライベートで嫌なことがあったり、悩みがあったりするでしょう。

しかし、茶室に来たら、一旦それらは忘れるのです。

日常の雑念を払い、無心になって稽古に集中する、その楽しさと清々しさが、茶道にはあります。

ということで、「茶道の魅力 その1」でした。

茶道の魅力 その2 「季節の移ろいを楽しむひととき」

茶道の魅力 その3 「美意識を鍛える場である」

茶道の魅力 その4 「日本人の『神様や自然との付き合い方』に触れる」

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