仏陀の最後の説法と言われる「遺教経(ゆぎょうきょう)」には、修行者が守るべき八つの徳目が記されています。
「少欲(しょうよく)」多くを望まない
「寂静(じゃくじょう)」静かなところに住む
「精進(しょうじん)」勤め励むこと
「不忘念(ふぼうねん)」法を守り忘れない
「禅定(ぜんじょう)」心を乱さない
「修智慧(しゅちえ)」智慧を修める
「認識(にんしき)」正しく考える
「知足(ちそく)」足るを知る
最後の「知足」とは、文字通り「足るを知る」ということです。
足るを知る者は、たとえ貧しくても心が満たされている。一方、足ることを知らない者は、どんなに裕福でも心が満たされず、常に不安を感じる。
自分の身の丈にあったもので満足すること。
いつ、いかなる場合でも、どんなものでも、これで十分だという気持ちを持てるようになれば、幸福度は増すでしょうし、みんながそうなれば、世界も平和になることでしょう。。
とはいえ・・・、頭でわかってはいても・・・、そのような境地に至ることは簡単ではありません。
私も、ついつい他人の芝生を青く見たり、日本のような平和な国に生まれた幸運をうっかり忘れそうになることもあります(^_^;)
時々、思い出さないといけない言葉です。